2026年のスマートフォンにおける「RAM不足問題」。
一言でいうと、「AIのせいでメモリが足りなくなり、価格は上がり、機種によってはスペックが下がる(!)かもしれない」という、少々やっかいな年になると予測されています。
なぜそうなってしまうのか、2026年のトレンドをわかりやすく3つのポイントで解説します。
1. なぜ「RAM不足」と騒がれているのか?
最大の犯人は、「生成AI(オンデバイスAI)」です。
これまでスマホのRAM(メモリ)は、アプリをいくつか同時に開くための「作業机」のようなものでした。8GBもあれば十分広い机でした。
しかし、AIをスマホ本体でサクサク動かすには、AIという「巨大な辞書」を常に机の上に広げておく必要があります。
- これまで: アプリだけ開ければいい(8GBで快適)
- 2026年〜: アプリ + 巨大なAIも広げたい(12GB〜16GBないと机が埋まる)
このため、本来なら「全機種メモリ増量!」と行きたいところですが、世界中でAI用チップの奪い合いが起きており、メモリの価格が高騰しています。これが次の問題を引き起こします。
2. 2026年のスマホに起こる「二極化」現象
メモリが高すぎて、メーカーが全員に十分な量を配れなくなるため、2026年のスマホはハッキリと「二極化」すると予測されています。
A. 超ハイエンド(Pro/Ultraモデル)
- 進化: 最新規格「LPDDR6」というメモリが登場し始めます。
- 特徴: 今までよりデータの転送速度が劇的に速く、AI処理が爆速になります。
- 容量: 16GB〜24GBが標準に。(RAM不足で、実現されないかも)
- 代償: 価格がさらに高くなります。
B. 標準・ミドルレンジ(普通のモデル)
- 停滞・後退: 価格を抑えるために、あえてメモリを減らす機種が出てくる可能性があります。
- 現象: 「去年は12GBだったのに、今年のモデルは8GBに戻った(でもAI機能はクラウド処理で誤魔化す)」というような、実質的なスペックダウン(シュリンクフレーション)が起きると警戒されています。
3. 私たちユーザーへの影響と対策
「RAM不足」が起きると、AI機能が遅くなるだけでなく、普通のアプリの切り替えがもたついたり、バッテリーの減りが早くなったりします。
2026年にスマホを買う場合、以下の点に注意してください。
- 「8GB」は黄色信号:これまでは十分でしたが、2026年以降、AI機能をフルに使いたいなら8GBでは力不足になる可能性が高いです。長く使うなら最低でも12GB、できれば16GB搭載のモデルを選ぶのが安全圏です。
- 「Pro」への誘導が増える:メーカーは「AIを快適に使いたいならProモデルを買ってください」という売り方をしてくるはずです。標準モデルのスペック表(特にRAM容量)をよく確認する必要があります。
まとめ:2026年はどうなる?
- ハイエンド機: 「LPDDR6」搭載で超高性能になるが、価格は高い。
- 普及機: 価格維持のためにメモリが削られる恐れがある。
- 選び方: 「AIスマホ」として買うなら、RAM 12GB以上が必須ラインになる。
2026年は「とりあえず新しい方を買えば性能が上がっている」という常識が通用しづらくなる年になりそうです。もし買い替えをご検討なら、スペック表の「RAM(メモリ)」の数字をこれまで以上に厳しくチェックすることをおすすめします。

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