以前、Google Pixel10の自動翻訳機能について紹介しました。ライバルのPixelに負けじと、iPhoneにも自動翻訳機能が搭載されます。
ただし、AirPods 4(ANC)、AirPods Pro 2、またはAirPods Pro 3が必要です。さらに、Apple Intelligenceに対応したiPhoneも必要です。
iPhone15 Pro、iPhone16シリーズ、iPhone17シリーズ、iPhone Airが対応していることになります。
これらのiPhoneとAirPodsを持っている場合に、自動翻訳機能を使うことができます。
AirPods Proと連携した翻訳機能を使うための設定
- AirPodsを装着して、デバイスに接続されていることを確認します。
- iPhoneで設定アプリ
を開きます。
- 画面の上部付近に表示されるAirPodsの名前をタップします。
- 「翻訳」の下で「言語」をタップしてから、ダウンロードしたい言語をタップします。言語の右側のアイコンにダウンロードの進捗状況が表示されます。
ライブ翻訳を設定する/開始する
- AirPodsを装着して、デバイスに接続されていることを確認します。
- Apple Intelligenceをオンにします(まだオンになっていない場合)。
- iPhoneで翻訳アプリ
に移動します。
- 画面の下部にある「ライブ」をタップしてから、言語を選択します。
- 相手の言語: 相手が話している言語。
- お使いの言語: AirPodsで聞きたい言語。
- ライブ翻訳を開始するには、以下のいずれかの操作を行います:
- AirPodsを使用する: 両方のAirPodsのステムを同時に長押しします。
- Siriを使う: 「Hey Siri、ライブ翻訳を開始して」のようにSiriに頼みます。
- 翻訳アプリを使用する: iPhoneで翻訳アプリ
を開き、下にある「ライブ」をタップしてから、「翻訳を開始」をタップします。
- iPhoneでコントロールセンターを使用する: 画面の右上隅から下にスワイプしてコントロールセンターを開き、「翻訳」をタップします。コントロールセンターに「翻訳」を追加する場合は、「iPhoneユーザガイド」の「コントロールセンターを使用する/カスタマイズする」を参照してください。
- iPhoneでアクションボタンを使用する: アクションボタンを変更してライブ翻訳を開始できます。「iPhoneユーザガイド」の「アクションボタンを使用する/カスタマイズする」を参照してください。
ライブ翻訳で会話を翻訳する
AirPodsでは、人が話しているときに同時に翻訳できます。優先する言語で応答し、翻訳アプリで翻訳を表示したり、iPhoneのスピーカーから翻訳したオーディオを再生したりすることもできます。
両方の人が対応するAirPodsを装着している場合は、それぞれが選んだ言語で会話の翻訳を聞くことができます。
注記: 両方の人に、対応するAirPodsの最新のファームウェア、iOS 26以降を搭載したiPhone 15 Pro以降、およびオンになっているApple Intelligenceが必要です。機能は国や地域によって異なります。
- ライブ翻訳を設定する/開始する騒音の多い環境にいる場合は、iPhoneのマイクを使って翻訳の入力品質を向上させることができます。
- 以下のいずれかの操作を行います:
- 人の話を聴く: AirPodsは、人が話す内容を自動的に優先する言語に翻訳します。iPhoneの翻訳アプリの「ライブ」タブで、話した内容の文字起こしを確認することもできます。
- 人に応答する: 応答を話し、iPhoneの翻訳アプリ
の「ライブ」タブを使って話している相手に文字起こしを見せるか、
をタップしてiPhoneのスピーカーから翻訳を再生します。話している相手が対応するAirPodsを使っていて、ライブ翻訳を設定して開始している場合は、AirPodsで応答を聴くこともできます。
- ライブ翻訳を停止するには、
をタップします。
実用的な使用シーン
旅行での活用
- ホテルのチェックイン:フロントスタッフとの会話
- レストランでの注文:メニューの説明や注文
- 観光地での案内:現地の人との情報交換
ビジネスシーン
- 国際会議:多国籍チームとの打ち合わせ
- 商談:海外クライアントとの交渉
- 研修:外国語での研修参加
日常生活
- 近所の外国人住民との交流
- 病院での診察:外国人の医師との会話
- 学校での保護者会:多言語対応の学校
6. 注意点と制限事項
技術的制限
- バッテリー消費:長時間使用時はAirPods Proの充電に注意
- 翻訳精度:完全な翻訳ではないため、文脈の理解が必要
使用時の注意
- プライバシー:会話内容がクラウドに送信される可能性
- マナー:相手に翻訳機能を使用していることを伝える
- バックアップ:重要な会話は録音やメモを併用
やや複雑だが便利な機能
Pixelはイヤホンなしでも自動翻訳機能が使えますが、iPhoneはAirPods Proが必要です。設定もやや複雑ですが、一度設定してしまえば、AirPods Proを両方つまむだけで自動翻訳機能を起動することができます。
自動翻訳機能がiPhoneとPixelで始まることで、他のスマートフォンも当たり前になっていきます。3年後ぐらいには、もはや自動翻訳というのは当たり前で、世の中がガラッと変わっているかもしれません。
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