スマートフォンも、ついにここまで来ました。
自分の声が外国語にリアルタイム翻訳されるマイボイス翻訳、Pixel 10シリーズで提供
電話での通話時に、リアルタイムで翻訳して喋ってくれます。翻訳するだけではなくて、ちゃんと音声で喋ります。さらにすごいのは、相手や自分の声質で、英語や日本語に変わるということです。
それをオンデバイスだけで実現しています。オンデバイスというのは、インターネットに繋がないでも使えるということです。Pixel10の中にAIの機能が入っており、その機能だけで翻訳しています。インターネットに繋がず、端末内だけで処理するからこそ、このスピード感で翻訳しているのです。
画面に文字が表示されるのではなく、ちゃんと相手の声で違う言葉になって返ってくるのですから、スマートフォンもすごいレベルになりました。
AIの機能を端末の中に入れ込むのは、相当な技術が必要です。人間のように機械なりに考えられる性能を持つのは、大変なことです。
パソコンでもAIの処理ができる、NPUというプロセッサーが搭載されていますが、まだまだ実用レベルにはなっていません。GPUという映像を処理するプロセッサーの力で、NPUを動かす方が強い状況です。
AIの処理というのは、相当な性能が必要なのです。スマートフォンレベルのNPUでは、やれることに限界はあるのかもしれませんが、自動翻訳の機能をスマートフォンレベルで実現しているというのは、ただただ驚くしかありません。
今後もAIは進化していきます。自動翻訳の先には何があるのか。毎年発売されるであろう、Pixelシリーズに注目です。
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